鶴ケ岡城へのアクセス・駐車場・所要時間・服装や装備・ペット(犬連れ)の可否・入城料・近隣のお食事処などをご紹介
鶴ヶ岡城とは
・山形県鶴岡市にある輪郭式や平城
・前身の大宝寺城から酒井忠勝が大改修を開始、忠当・忠義の3代に渡って整備された
・明治になって解体され現在は本丸と二の丸の堀の一部が残っている
アクセス(交通案内)
地図
経路
鶴岡駅からバスが出ています。市内循環コースなど多種ありますが、行き先は鶴岡市役所前。市役所で下車すればの目の前が鶴ヶ岡城です。乗車時間は6分〜10分程度。
車だと鶴岡ICから10分程度で着きます。有名な城(もしくは公園)なので、ナビ検索で簡単に到着出来るでしょう。
駐車場
写真は筆者が停めた鶴岡公園西駐車場。この他にも無料の駐車場が南・中央とあり、市役所の第2駐車場も土日祝は無料開放しています。
桜の時期に訪れましたが、駐車場で困ることはありませんでした。
服装・装備・所要時間など
服装や装備
鶴ヶ岡城は平城です。また市街地の中にありその跡地は公園として整備されているので、服装は季節なりのもの、シューズも普段履きで十分です。
見学所要時間
昼間に公園内を散策するだけなら1時間くらいで回れるでしょう。筆者の場合、公園と歩いていける近隣の史跡を見て回っても1時間半ほどでした。
桜の季節、夜間はライトアップされ屋台が立ち並びますが、純粋に夜の散策だけでしたが30分ほどでした。屋台で飲み食いしたり、花見を楽しむならもう少し余裕を持ったほうがいいでしょう。
ペット(犬連れ)の可否と入城料
鶴岡公園はペットの入園可です。また公園なので入城料もかかりません。資料館的なものもありませんし、駐車も無料なのでお金を使う所がありませんでした。
昼の鶴ヶ岡城
車を西駐車場に停めたので、西から回ってみましょう。
まずは両脇に桜が咲き誇るこの堀は西堀。
また、この西堀と県道がぶつかる地点あたりが二の丸西門跡になります
公園の南を走る県道47号線。本当に桜まつりやってんのかな?びっくりするほど車が通ってませんし、筆者がここまで来る道も渋滞は皆無でした。
西側の二の丸は大部分が芝生の公園になってます。「雪の降る町を」発想の地記念モニュメントがあるのもこちら(写真中央なんですが遠くて見づらいですね)。
本丸の水堀と奥に見える社殿は鶴岡護国神社。
堀がここで屈曲しています。ここが渡櫓があった場所ですね。
本丸の堀沿いを東へ進むと大寶館が見えてきました。
鶴岡公園の桜というとこの構図の写真が使われることが多いですね
大寶館前の橋を渡って本丸内へ入れますが、まずは堀沿いの外周を見て回ります。
ここは本丸の堀の東南端。ここから進路を北へ。
鶴岡町役場跡前を過ぎて二の丸広場内の散策路には桜まつり開催中とあって屋台が立ち並びます。
本丸の堀脇に佇む郷土の先人、発明王と言われた斎藤外市の胸像。
荘内神社一の鳥居とその奥には荘内神社の拝殿。ちょうどこの写真を撮ってるあたりが大手門があった場所。門の外側には角馬出しがあったようです。
鳥居の近くに佇むのはこれまた郷土の先人、文芸評論家であり思想家でもある高山樗牛の胸像。
公園の東側は屋台が立ち並び見えづらいのですが、このように土塁が見える場所もあります。
2メートル以上は優にある高くて幅広い土塁です。
鶴岡公園内には3つの神社があります。護国神社、荘内神社、そしてこちらが二の丸の北東に建つ御城稲荷神社。
こちらも郷土の先人、地元農業の発展に寄与した平田安吉の道徳碑。
またまた郷土の先人、書道家の松平穆堂の顕彰碑。
このように鶴岡公園内には地元の先人たちの功績を称える碑がぎゅっと凝縮されて建っています。
二の丸土塁の外側、堀の内側の小路を西へ進みます。
堀沿いを歩いていると見えてくるのが北門に架かる橋。
橋を渡って二の丸内にあるのが二の丸外北門跡。
二の丸の北側も桜まつり期間中は屋台が出て盛況です。
二の丸と本丸の間にある本丸北堀。
本丸内にある荘内神社。
歴代庄内藩主である酒井家四柱の初代酒井忠次、二代酒井家次、三代酒井忠勝、九代酒井忠徳が祭神として祀られています。
神社の横にひっそりと建てられてるので見落としそうですが、本丸内北門跡。
本丸北西の堀沿いにある本丸御隅櫓跡。
ここは周囲より1m〜2mほど高くなっており、今でもその名残が見えます。
橋を渡って本丸から再度二の丸へ。
小図を見ると鶴ヶ岡城に西側からの入口はありませんが、現在は西側から二の丸へ入れる橋が架かっています。
その橋から西門跡へと堀と土塁の間の小路を南へ進みます。
西門跡がある県道47号線へ戻ってきてぐるっと一周完了です。
今度は大寶館がある中の御門から本丸へと入ってみましょう。
大正天皇即位を記念して創建された大寶館。
物産陳列場、図書館として使用されました。
大寶館の正面右手、室外機の前にあるのがなんともシュールな絵図ですが・・・本丸中門跡です。
建物の裏手には石垣がありましたが、当時のものかどうかは分かりませんでした。
護国神社参拝路の横にあるのが本丸御殿御玄関跡。
ここにもありました郷土の先人、時代小説家の藤沢周平記念館。
周辺の施設や史跡
さて、ここまでは鶴岡公園内の鶴ヶ岡城関連の史跡を見てきました。ここからは公園の外に出て、歩いていける範囲内で鶴岡の関連史跡や施設を見ていきましょう。
鶴ヶ岡城に全く関係ありませんが、その優美さに感銘を受けた、車を止めた西駐車場から徒歩で公園へと向かいすがら見えるの慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス。
ガラス張りの校舎に池があり広場もありとても写真映えします。
駐車場から公園へ向かうと目に飛び込んでくるのがこの西洋風の建物。
こちらは国の重要文化財に指定されている旧鶴岡警察署庁舎。致道博物館内にあります。
こちらも致道博物館内にある西洋風建築物、旧西田川郡役所。
致道博物館内にはその他にも酒井氏庭園や旧庄内藩主御隠殿など見所多数。
入館料は一般:1,000円、高大生:400円、小中生:300円となっています。
場所を公園の西側から東側へ移してこちらは国の登録有形文化財となっている風間家旧別邸無量光苑釈迦堂。
こちらは国の指定重要文化財になっている旧風間家住宅丙申堂。
丙申堂の向かいにある鶴ヶ岡城五日町口木戸跡。
内川に架かる朱塗りの橋は三雪橋。その名の由来はこの橋から見える鳥海山、月山、金峰山の3つの山の雪が美しさから。
白塗りに赤い尖塔が映える鶴岡カトリック教会天主堂。鶴岡の街は本当にこのような西洋建築が多いですね。
こちらは荘銀タクト鶴岡といって市の文化会館なんですが、文化会館までもがなんともお洒落ですね
国指定史跡庄内藩校致道館。
荘内神社の祭神にもなっている酒井家九代目の藩主忠徳によって庄内藩士の育成を目的に創設されました。
致道館の前にあるこの石垣が気になります。何何でしょうか?辰巳櫓跡?説明看板も何も見当たりませんでしたが・・・。
市民プール裏の遊歩道で西駐車場へ向かいます。だいぶ日も暮れてきました。ここからは夜の鶴岡公園をご覧ください。
夜の鶴ヶ岡城
夜の慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパスです。校舎の照明が池に反射してとても綺麗です。
夜の西堀、二の丸西門跡付近ですが、こちらも堀に映る桜と照明がとても綺麗です。
この堀の夜景は高田城や弘前城を彷彿させますね。
夜の大寶館。
夜も屋台は盛況。
一の鳥居、大手門跡付近。
二の丸の公園で夜桜を楽しむ人たち。
夜の本丸の堀。堀の向こうが本丸で御隅櫓がある辺りです。
こちらも本丸の堀。護国神社の裏手になります。
致道博物館前の道路。
東北地方の桜の名所に行くといつも思うことなんですが、びっくりするほど人がいません。
賑わってはいるんですけど、決して混雑してないんです。
東北の桜はいいですねぇ。
帰り道も一切渋滞はなく、ストレスフリーで楽しめました。
夜の散策所要時間は、屋台で飲食することもなく、歩いて回っただけなので30分もかかりませんでした。
鶴ヶ岡城近辺のお食事処(桂や)
鶴岡公園西駐車場の直ぐ目の前にあるお食事処「桂や」さん。
入り口は営業中やラーメンの幟がある所ではなく、奥の営業中の立て看板があるところです(わかりにくい笑)。
揚げ物、特にチキン系が得意な店と感じたので鶏の唐揚げ定食5コを注文。
唐揚げ1コがデカいです笑。
お味の方はグッド。これはリピートしてもいい店です。
鶴岡公園から至近ですし、食事に困ったならおすすめできる店でした。
本記事のYouTube動画
今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。静止画や字面では分かりにくい所も、動画では分かりやすくなると思いますので、是非こちらも参照してみてください。
訪問回数と最終訪問日
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最終訪問日:2023年4月10日
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