群馬県邑楽郡大泉町にある小泉城跡へのアクセス、駐車場、付近の関連施設や観光施設、おすすめのお食事処などもご紹介します。
小泉城とは
群馬県邑楽郡大泉町ある城跡。大泉町にあるのに小泉城というのは少しややこしい気もしますが・・・。
大川村と小泉町が合併して出来たのが大泉町なんです。
延徳元年(1489年)に築城。築城主は冨岡直光。その後、代々冨岡氏の居城として栄えました。
アクセス(交通・駐車場案内)
地図
経路
最寄り駅は東武小泉線の小泉町駅、もしくは西小泉駅。どちらからもほぼ同じ距離に小泉城跡はありますが、アクセスの仕方を考えると小泉町駅の方がベターでしょう。
駐車場
駐車場は2箇所。
上が二の丸があった場所にある駐車場。私が訪れたのは土曜日でしたがガラガラでした。この駐車場のすぐ西に大手橋がありますし、駐車場脇にはトイレも完備されているので、ここに停めるのがいいでしょう。
城の南西部、大泉消防署の前にも駐車場はあります。こちらもガラガラです。ここは万が一、二の丸の駐車場が満車だった場合の保険でいいと思います。
なお、上記2ヶ所はいずれも駐車無料です。
服装・装備・所要時間
服装や装備
関東平野の北部に位置する大泉町には山がありません。比較的標高の高い台地に造られた小泉城の標高は33m。平城であり、街中にある城跡なので服装は季節なりのもので十分。公園として整備されているので靴もスニーカーでOK。
所要時間
あまり大きくはない公園です。堀の周りにウォーキングコースがありますが、1周428m。所要時間は30分もあれば見て回れます。どんなに多く見積もっても1時間あれば事足りるでしょう。
ペット(犬連れ)の可否と入園料
城之内公園はペット(犬連れ)の入場可です。また公園も入園無料です。
小泉城跡
駐車場のすぐ横(西側)にある大手橋を渡ると、もうそこが本丸跡になります。
本丸内は芝生が敷かれご年配の方がグランドゴルフをやっていました。
ほぼ方形ですが南西部に少し折れがあり、周囲は土塁で囲まれています。土塁のさらに外には内堀があり非常に良い状態で保存されています。
土塁の上は歩いて一周することが出来ます。写真は本丸の北東部から西を向いたものになります。
正面奥が本丸を囲む土塁で、堀の上には橋が架かっており北郭と結んでいます。
北郭の北東部。
城之内公園の公園部はこのあたりになるのでしょう。遊具があり小動物園もあります。
公園内に建つ英霊塔。
大泉町は群馬県で一番小さい町、そして人口の20%が外国人でその内の半分がブラジル人が占めています。
サンバカーニバルなどが行われたりして、ちょっとした外国気分を味わえる町なんですよ。
内堀の外側は一周428mのウォーキングコースとなっています。本丸はグランドゴルフでしたし、町民の健康づくりの場となっていますね。
一体いくつあるんだ?と思うくらい庚申塔が立ち並んでいるのですが、これは城の内の百庚申というもので、実際には85基が建っているそうです。
城之内古墳。
古代よりここにあったものではなく、町内にあったものを移築してきたものです。格子の中を覗くとちゃんと石室もあるんですよ。
北郭の最外周。
フェンスの外は外堀で、そのさらに外には東武小泉線が走っています。
土塁の上から見た西南端。
奥の建物は三の丸跡に建つ大泉町立北中学校。
その手前に少し見えるのが駐車場。
南側の外堀。
外堀は内周も外周も散策することが出来ます。
土塁の高さが城の北側と南側では全然違います。
南側の倍はあるんじゃないでしょうか?ざっと見積もって3mはありそうです。
内堀の最南端。
土塁の上から見る本丸。
ここが本丸の西南端。この部分だけ入り組んでいますね。
本丸に建つ小泉城跡石碑。
前述しましたように群馬県で一番小さな町なのに、これだけの敷地を使って、決して名高いとは言い難い冨岡氏の、そしてマイナーとも言える小泉城をこういった形で残してくれているのは嬉しいですね。
大手橋の前まで戻ってきて一周完了。
それほど大きくない公園なので散策所要時間は30分ほどでした。
近隣の関連・観光施設
龍泉院
さて、小泉城の散策は30分ほどで済みました。
せっかく大泉町に来たのなら小泉城の北500mほどの所にある龍泉院に行ってみるのはいかがでしょうか?
徒歩でも10分〜15分もあれば着きますし、車でも5分もあれば十分です。無料の駐車場もありますよ。
龍泉院は小泉城の城主冨岡秀信が館林市にある茂林寺の和尚梵海正音を招いて開山したお寺だからでしょうか?タヌキの置物が迎えてくれます。
小泉城第3代城主冨岡秀信供養塔と、その後ろには小泉城初代城主冨岡主税介直光のお手植えの松、昇龍松が植えられています。
龍泉院は代々冨岡家の菩提寺となっていました。小泉城とは深い関連があるので、散策時間は5分〜10分程度で済みますので、足を運んでみることをおすすめします。
茂林寺
前述しましたように龍泉院は茂林寺の和尚さんを招いて開山したお寺でした。
館林市にあるこの茂林寺は小泉城からも近いですし、日本昔ばなしでもおなじみ、分福茶釜の舞台となったお寺ですので、話の種に行ってみるのもいいと思います。
館林城
小泉城の東11kmにある館林城。
ここも冨岡氏とは関連がありますし、車で30分ほどなので行ってみるのもいいですね。
新田金山城
小泉城の北西7kmにある金山城。
日本100名城に名を連ねる城ですし、小泉城から車で30分もかかりません。
城跡散策所要時間はどこに車を停めるかにもよりますが、1時間半から2時間半程度。小泉城を見て回った後でも十分に回れますよ。
新田金山城のYouTube動画
金山城については1本動画を上げていますので、是非こちらも参考にしてみてください。
お食事処
しれとこ食堂
小泉城がある大泉町は外国人が人口の20%を占め、その半分がブラジル人なので、そちら系の食事処もいっぱいあるんですが、ここはあえてお隣の邑楽町にあるしれとこ食堂をご紹介します。
駐車場はとても広く、昼時には沢山の人で賑わう人気店です。
いわゆるデカ盛り系のお店で、味は言ってみれば大味なんですが、胃袋は完璧に満たされることを保証します笑
上は唐揚げ定食。この唐揚げの巨大さが写真で伝わるでしょうか?本当にデカいです。
下は海鮮丼とうどんのセットですが、こちらも寿司ネタの下には大盛りのご飯が潜んでいます。
かなり満腹になりますので、とにかく胃袋をフル充填したい時にはおすすめできる店です。
本記事のYouTube動画
今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。静止画や字面では分かりにくい所も、動画では分かりやすくなると思いますので、是非こちらも参照してみてください。
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