
高島城へのアクセス・駐車場・渋滞情報・所要時間・服装や装備・ペット(犬連れ)の可否・入城料・御城印の販売場所・続100名城スタンプの設置場所・周辺の城郭・関連史跡・付近のお食事処などをご紹介
高島城とは
・長野県諏訪市にある平城。「諏訪の浮城」とも呼ばれる。
・文禄元年(1592年)日根野高吉によって築城。
・昭和45年(1970年)に公園内に鉄筋コンクリート製の復元天守が建設された。
アクセス(交通案内)
地図
経路
・電車の場合、JR上諏訪駅から徒歩約10〜15分程度。
・車だと上諏訪駅方面から高島城へと向かう並木通りは一方通行になります。城の東側、もしくは西側から回り込む形でのアクセスになります。有名なお城なので地図やナビ検索に必ず出てきます。迷うことなく到着することが出来るでしょう。
駐車場

天守西側に駐車無料の高島城駐車場がありますが、駐車台数が14台しかありません。桜の季節などは常に満車状態です。運が良ければ停めることが出来るかもしれません。

高島城駐車場が満車の場合、公園東側に諏訪市役所がありますので、そこの駐車場を利用すると良いでしょう。庁舎の南側と北側に停めることが出来ます。駐車無料です。
南側の駐車場からは歩道橋で繋がってますので、アクセス良好です。
服装・装備・所要時間
服装や装備
高島城は平城です。服装は季節なりのものでいいでしょう。また現在は高島公園として整備されていますので、靴もなんでもOKです。少し大きめの公園に行く、くらいの感覚でお出かけください。
尚、公園内にトイレはありますが自販機等はありません。公園西側徒歩1〜2分程度の所にファミリーマートがあります。
所要時間
高島公園はそれほど広くありません。筆者の場合、本丸を見て回り、堀の外周も歩き、資料館となっている天守内部まで見て回っても散策所要時間は1時間程度でした。桜の季節にはライトアップされますが、夜の散策所要時間は30分ほどでした。
ペット(犬連れ)の可否と入城料
高島公園のペットの入園は可です。また入園料はかかりませんが、天守閣への入場料は大人310円です。
御城印・続100名城スタンプの設置場所
高島城散策

高島城といえばこのアングルじゃないでしょうか?
冠木橋の向こうに見える天守閣。
市役所の駐車場を出て北へ向かい、堀の北東端から西を向いて撮った写真です。

同じ場所から南を向いて撮った写真がこちら。
角櫓と堀の奥には駐車場と高島公園の連絡橋が見えていますね。

冠木橋を渡って公園内に入ります。奥に見えているのは冠木門。

冠木橋を渡って冠木門をくぐれば本丸跡になります。

これのどこが冠木門なんだ?と思うかもしれませんが、おそらく当初は冠木門だったものが楼門に建て替えられても名称だけがそのまま残ったと考えられているそうです。

本丸北東に建つ角櫓。
かつて本丸にはこの角櫓と持方月櫓、富士見櫓が建っていましたが、この角櫓は天守と同時に復興されました。

そして本丸を囲む形で建つ多門跡も本丸の北側及び東側で復元されています。

持方月櫓跡から見る多門の外側と本丸東側の堀。

小ぶりながらもコヒガンザクラの濃いピンクが綺麗です。
このあたりは能舞台があった場所でした。
能舞台は現在温泉寺に移築されています。温泉寺につきましては後述します。

東側の多門跡。
奥に見えてるのが市役所駐車場からの連絡橋。

池があり石があり日本庭園のようなこの本丸跡は実に見事ですね。

このあたりが本丸御殿跡。

小さいながらも藤棚があります。
「高島公園のフジ」は明治9年に植栽され、推定樹齢は150年にもなる諏訪市内最古のものだそうです。

池には花筏。
さすがに弘前城などとは比べようもありませんが、これはこれで趣があります。
桜の季節に訪れるとこんな特典もありますね。

こちらは1900年(明治33年)創建の諏訪護国神社。
諏訪の名にふさわしく、左右には御柱が立てられており、拝殿も諏訪大社と同じく中央の拝殿の左右に片拝殿がある配置で、諏訪造りと呼ばれる形式になっています。

本丸南東の隅あるのは富士見櫓跡。
この日は春霞でしたが、空気の澄んだ日には富士山が見られるそうです。

冠木門の正反対、本丸の最南端にある搦手にあたるのが土戸門跡。
城の勝手口のような役割で、冠木門を通る資格がない者たちはこちらから入城していたそうです。

本丸西側にある西多門跡。

こちらも本丸西側にある川渡門跡。
川渡門は高島城のトピックの1つと言えるでしょう。
門の先に道がありますが、その先には諏訪湖があります。

この写真は川渡門の外側から撮ったもの。
道が傾斜しています。高島城が諏訪湖に面していた頃は、ここから舟に乗って湖へ出ることが出来たんですね。
この門自体は三之丸御殿の裏門を移築したものになります。

この石枡は石集配湯枡。
高島城は城内に温泉施設がある全国的にも珍しい城でした。
温泉につきましてはまた後述します。

天守の南側にちょこんとあるのが小天守跡。うっかり見逃してしまいそうな小ささ、狭さです。

さて、ではいよいよ天守閣の中へと入りましょう。
入場料は大人310円、小人150円。
午前9時に開門。夏季は午後5時半に閉門、冬季は午後4時半に閉門になります。

天守閣内は展示室となっており、1階と3階の展望フロアは撮影可。2階は歴史資料の展示ですが撮影不可です。

3階の展望フロアにはジオラマが設置されていますが、これがよく出来ています。
この後、二の丸、三の丸方面へも行きますが。このジオラマを見ておくと往時の風景が偲ばれます。

展望フロアからの眺めです。東側と西側はデッキがあり外へ出られますが、北側と南側には窓はあるものの外には出られません。
二の丸、三の丸も見ておきましょう

冠木橋を渡ってクランクになってる道を北へ、上諏訪駅方面へと向かいます。

中門川に架かる三の丸橋。
橋の向こうが二の丸でこちらが三の丸。その三の丸橋の袂にあるのが三之丸湯跡です。

本丸にあった湯枡を覚えていますか?
この三之丸湯跡には今でも温泉が湧き出ているんです。
そしてこの温泉、すごく熱いです(笑)。

こちらは湯跡前のクランク。冠木橋の前もクランクになっていましたが、上諏訪駅へと向かうこの道はこのようなクランクが多いです。本丸へと一直線に行けないようになっているんですね。

神州一味噌でおなじみ丸高蔵の前にあるのが三之丸の説明看板。

丸高蔵のすぐ横を流れる衣之渡川。
見えづらいですが、この写真の奥の突き当りに湯跡があり、この橋までが三之丸でした。

三之丸を過ぎ、さらに北へ上諏訪駅方面へ進みますが、またも現れるクランク。

クランクを曲がってこのあたりが大手門があった場所でしょうか?
住所は大手1丁目となっています。

大手門付近を通り過ぎるとまたしてもクランク。そして並木通りに接続。この道を真っ直ぐ北へ進めば上諏訪駅になります。
ライトアップされた高島城

桜の開花時期にはライトアップされる高島城。

花見提灯もあり夜桜を楽しむことが出来ます。
撮影スポットのここ冠木橋はそこそこの人で賑わってます。筆者は昼と夜の2回訪れましたが、夜のほうが人出は多かったですかね。

のんびりと桜を愛でるも良し。時間のない方はゆっくり見て回っても20〜30分ほどなので、桜の時期に訪れた際は是非夜桜もご堪能ください。
高島城関連史跡
臨江山温泉寺

こちらは諏訪市湯の脇にある臨江山温泉寺。
ここの山門は高島城の移築大手門です。

このお寺は諏訪家の菩提寺なので、山門脇に吊るされた提灯には諏訪氏の家紋である梶の葉が描かれています。

またここの本堂は高島城の能舞台を移築したもの。写真では見えづらいですが、左側の建物のガラス張りの中に織田信長ゆかりの梵鐘も置かれています。

春には山門を入ってすぐのところにある忠恒桜も咲いてます。

四隅には諏訪らしく御柱が立ち、、諏訪大社上社本宮の御神体が置かれている多宝塔。
高嶋古城

温泉寺の前の道を数百メートルも上れば、高嶋古城跡の石碑があります。
跡地にも行ってみましたが、工事中で入れませんでした。
立石公園

ここまで来たなら立石公園にも足を伸ばしたいですね。諏訪市街や諏訪湖が一望できる絶景スポットです。映画「君の名は」でも話題になりましたね。
円通山宗湖寺

諏訪市を出まして、こちらは茅野市にある宗湖寺。高島城三の丸にあった門を移築したのがこの山門です。

本堂にはここにも諏訪氏の家紋である梶の葉が垂れています。
雨寶山常光寺

こちらは塩尻市にある常光寺。
さすがに諏訪から茅野と来て塩尻まで足を伸ばすには遠いでしょうか。
でもここにも高島城ゆかりのものがあるんです。

この山門もまた高島城御殿の移築門なんです。
そして見えるでしょうか暖簾に描かれているのは梶の葉、諏訪氏の家紋なんですね。
諏訪大社四社巡り

諏訪に来たならやはり諏訪大社の四社巡りもしたいものです。四社全てを車で回って筆者が要した時間は2時間半程度。
高島城と合わせて見学するのは十分可能です。

四社全てで御朱印をもらうと記念品が頂けます。
筆者の時はがま口でした。

諏訪大社春宮のすぐ横にある浮島社。

浮島の奥にある万治の石仏。
これらも押さえておきたい観光スポットです。

諏訪大社と言えば忘れてはならないのが7年に一度執り行われる御柱祭。
その舞台となるのがこの木落し坂。

この写真で大木の大きさが伝わるでしょうか。
この巨木に勇壮な男たちがまたがって、長さ100m、傾斜35度の坂を落ちていくんですよね。

こちらは坂の上から下を覗き込んでみた図。
傾斜35度と書きましたが、ほとんど直角に見えます。
身震いするほどの傾斜角ですね。
諏訪の食事処など
ハルピンラーメン

諏訪で食事するならここ。この界隈でソウルフードともなってる?ハルピンラーメン。
こちらの店舗は茅野市にある本店になります。

並木というラーメン大盛りと豚飯。
いやぁ美味しいです。ウチの近所に一軒欲しいくらいです笑。
食前にジャスミン茶、食後にはプーアル茶が出されるのも好印象。
下諏訪と茅野に店舗がありますので、是非ご賞味してみてください。
くらすわベーカリー&カフェ

こちらは諏訪湖の湖岸通りにあるくらすわベーカリー&カフェ。
テラスや屋上でも食事することが出来、諏訪湖を一望できます。

またこちらのパンの美味しいことといったら!
味を選べるホットドッグ、牛乳ミルクパン、クリームパン、全てが美味しかったです。
ヌーベル梅林堂

諏訪に行ってお土産何にしよう?となった時におすすめなのがヌーベル梅林堂。
諏訪周辺に数店舗構えるお菓子屋さんです。

いくつかお菓子を買ってみましたが、中でも一番のおすすめがこのくるみやまびこ。
ちょっと他にはない食感と味でとても美味しかったです。

こちらは茅野店限定商品なんですが、やまびこソフトクリーム。これもクルミの食感にソフトクリームが合わさって美味しかったです。
本記事のYouTube動画
今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。静止画や字面では分かりにくい所も、動画では分かりやすくなると思いますので、是非こちらも参照してみてください。
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