品川台場へのアクセス・駐車場・所要時間・服装や装備・ペット(犬連れ)の可否・入園料・周辺の関連史跡や施設・付近のお食事処などもご紹介
品川台場とは
・ペリー来航により海防強化のため建設された台場。
・11基(後に12基)の築造が計画されたが、完成したのは6基のみ。
・実際に砲撃することなく開国を迎え、第三台場は昭和3年に台場公園として開園した。
アクセス(交通案内)
地図
経路・駐車場
新橋駅からゆりかもめでお台場海浜公園駅まで乗車時間は13分。
駅から海浜公園(ビーチ)までは徒歩5分ほどで着きますが、第三台場まではさらに5分以上はかかります。
お台場周辺にはいくつも駐車場がありますが、第三台場にむかうなら公園北口駐車場が一番近いです。繁華街から少し離れているので写真のようにガラガラで穴場なのかもしれません。
24時間営業、1時間まで400円、以降30分200円、入庫から24時間以内最大2,000円。
服装・装備・所要時間
服装や装備
第三台場は海上にありますので海抜はほぼ0m。服装は季節なりのものでOKです。風が強い時は1枚多めに、また陽射しを遮るものがありませんので、夏などは日傘があったほうがいいでしょう。
公園内は散策路が整備されてますので靴はスニーカーで十分です。
所要時間
台場公園内だけを見て回るなら40分程度。筆者はレインボーブリッジから眺めたりもしたので1時間強かかりました。また休憩したり食事したりもしましたので、お台場海浜公園駅を出て、また戻って来るまでに要した時間は4時間弱でした。
入園料・続100名城スタンプ設置場所
台場公園の入園は無料。
続100名城スタンプはマリーンハウス1階お台場海浜公園案内所に設置されています。
ペット(犬連れ)の可否
台場公園へのペット(犬連れ)の入園は可です。犬に危険な箇所はありませんし、公園内の窪地は芝生なので足にも優しく、ワンちゃんと楽しく散策出来ますよ。
トイレや自販機等
台場公園内にはトイレはありませんが、海浜公園周辺にはいくつもトイレがあります。
また自販機もありますし、コンビニも近くにあります。
品川台場
レインボーブリッジ
第三台場は陸続きになっており、徒歩で行くことが出来るのですが、まずは俯瞰で確認したいためレインボーブリッジへと向かいます。
レインボーブリッジにはレインボープロムナードという自転車・歩行者専用道路が併設されています。
自転車を乗って入ることは出来ず、台車を車輪に取り付けて押し歩きになります。
入口から100mも歩けばノースルートとサウスルートの分岐点がありますが、台場を見るにはサウスルートを進みます。
第三台場というとこの構図の写真ですよね。
手前には朽ち果てた桟橋も見えてますし、台場の向こうにはフジテレビの社屋も見えてますね。
第三台場の波止場は立入禁止なんですが、俯瞰で見ると良く見えますね。
兵士はこの桟橋に小舟で乗り付け台場に詰めていたようです。
第三台場の南側には鳥の島という旧防波堤が見えます。
こちらは第六台場。立入禁止の島だからでしょうか?荒んだ感じに見えますね。
第三台場(台場公園)
レインボーブリッジから戻ってきてこちらは海岸から第三台場へと繋げる取付道路のような散策路。
この木橋を登って台場内へと入ります。敵の上陸を阻むため石垣が刎出になっています。
木橋の横にはチラシが置いてあります。お台場の歴史や見所なども記載されてますので、是非手に取ってから散策してみてください。
チラシの片面は今も残る品川御台場。
チラシのもう片面は品川御台場の歴史。
土塁の上から見る内部の様子です。
土塁の高さは5m〜7m。敵の攻撃から守るため、内部は窪地になっています。
内部を見るのは後にして、まずは土塁の上の外周を散策してみます。
南側の土塁上にあるのが実物大の36ポンド砲台跡。昭和8年に復元設置されたものですが、実際にはこの位置にはありませんでしたし、この砲台が火を噴くこともありませんでした。
スマホでQRコードを読み取り、砲身もARで見ることも出来るんですよ。
南側の土塁から見る鳥の島(旧防波堤)です。目と鼻の先にあります。泳いで渡れそうですね(遊泳禁止です。笑)
こちらは西画の土塁から見る第六台場。
ズームにしてみると第六台場も石垣が刎出になってるのが分かりますね。
黒い点々はカワウでしょうか?
令和5年の調査では第六台場に281羽、鳥の島に477羽、公園側には1羽のカワウが確認されたようです。
さて、前出でレインボープロムナードから俯瞰で第三台場や鳥の島の写真がありましたが、その写真を撮影したポイントが、この写真にある橋の突き出た部分です。
ちょっとした展望台みたいになってるので、是非ここから写真を撮ってみてくださいね。
波止場の石塁の中は鉄柵があり立入禁止となっています。
波止場に建つ史跡品川臺場碑と朽ち果てた桟橋。
北側の土塁上から見る内部の様子。
さて、いよいよ内部へと下りてみましょう。
この石室のようなものは玉薬置所。土塁側面にはこのような玉薬置所がいくつかあります。
火災や敵の攻撃から守るため分散して置かれていました。
外側は石造りで内部は木造の格納庫。
また弾薬を格納する玉薬置所とは別に砲弾だけを格納する玉置所もあったようですが、現地でそれを確認することは出来ませんでした。
こちらは火薬庫跡。
往時には2棟の火薬庫があったようですが、関東大震災により倒壊しました。
大谷石で造られたかまど跡。
昭和3年の開園に伴い設置されました。
陣屋と呼ばれる兵士の詰所跡。
コンクリートの床部分と基礎柱が残っていますが、大正14年に造られた施設の跡です。
第三台場でひときわ目に付くのがこの陣屋跡。
史跡見学を目的とせずに来園した人でも「なんだこれは?」と思わずにはいられないくらい存在感を放っています。
内部の西側は雑木林になっていて、いつの時代のものなのか、何の用途で造られたものなのか、よくわからない建造物がいくつか残っています。
石造りの何か、であったと思われますが、何だかは不明。
これも石造りですが、何だかは不明。
お食事処・お休み処
マリーンハウス前
台場公園内には休憩所はありませんが、海浜公園のマリーンハウスではスナックの販売や軽食が出来ます。
続100名城スタンプを押印がてらこちらで休憩するのもいいかもしれません。
ハウスの前にはテラスがあり、海風が心地良いですよ。
筆者はここでソフトクリームを食べました。
THE OPEN BAKERY SANDWICH & COFFEE
お台場界隈はレストランやカフェが立ち並び飲食には全く困ることはありませんが、筆者が行ったのはTHE OPEN BAKERY SANDWICH & COFFEEというお店。
この店の一番人気、特製お台場ルーベン。コンビーフがぎっしり詰まって納得のお味です。
カリカリベーコンとグリエールチーズの自家製クロックムッシュ。
これも美味しい。
オープンベーカリーさん、おすすめの店です。
本記事のYouTube動画
今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。静止画や字面では分かりにくい所も、動画では分かりやすくなると思いますので、是非こちらも参照してみてください。
訪問回数と最終訪問日
訪問回数:1回
最終訪問日:2023年3月9日
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