桐生城へのアクセス・駐車場・所要時間・服装や装備・ペット(犬連れ)の可否・入城料・周辺の関連史跡や施設・付近のお食事処などもご紹介
桐生城とは
・群馬県桐生市にある山城。
・観応年間(1350年頃?)桐生国綱によって築城か?
・桐生氏が治めた後、由良氏が城主となるも牛久への転封で1590年(天正18)に廃城となる。
アクセス(交通案内)
地図
経路と駐車場
JR桐生駅からバスが出ています。
日枝神社から南が登城道の場合「居館」で下車、北側登城道の場合「城山」で下車。
乗車時間は15分〜20分くらい。
車の場合、桐生駅北側の県道3号線から県道66号線に接続すればあとは道なりに一本道。
「城山」バス停のすぐ先の細い道を左折すれば、駐車場まで道なり一本道。
駅から駐車場までは15分程度、途中林道があったり道幅が狭い箇所もあります。
林道を進むと指定車両以外通行禁止の看板が出てきます。そこにあるのが駐車場(無料)。
十数台は停められそうな広さですが、筆者が出かけた際は工事用車両や資材が置いてありました。
なお、トイレや自販機等はありません。付近のコンビニなどで用を済ませてから登城ください。
服装・装備・所要時間
服装や装備
桐生城がある城山の標高は361mで比高210m。服装は季節なりのもので十分です。遊歩道が整備されてはいますが、舗装路は一切ありません。登山靴は必要ありませんが、最低限滑りにくい靴で入城することをおすすめします。
所要時間
北側登城道の駐車場を出て駐車場に戻るまで筆者が要した時間は1時間40分。南側の日枝神社からの登城の場合、現地看板によると山頂まで30分だそうです。
入城料・御城印
山城なので入城料はかかりません。駐車場も無料。御城印は桐生市観光情報センター「シルクル桐生」にて1枚400円で販売されています。
ペット(犬連れ)の可否
山城なのでペット(犬連れ)の入城は可です。山登りと言うよりもハイキング感覚で手軽に歩ける道なので犬との散歩も楽しめるでしょう。
桐生城(柄杓山城)
駐車場に車を停めたらそこからは徒歩です。基本曲がることのない一本道で、脇道がある箇所も各所に遊歩道の看板が立ってるので迷うことはないでしょう。
看板が立ってはいますが気をつけるのはここだけですかね。左の工事用車両道ではなく右の山沿いの道を進みます。
ほどなくして右手に休憩所の四阿が見えてきますが、駐車場を出てここまで7分。まだ休憩する時間ではありませんでした。
四阿から2,3分も歩けば突き当りになります。
右側が西搦手になるんでしょうか?
ベンチがある左側の三の丸方面へ進みます。
三の丸の堀切。桐生城は各曲輪がこのような堀切で仕切られています。
堀切は南側の斜面へ竪堀となって落ちています。
岩盤が剥き出しになってる箇所もあり、なかなかに見応えのある堀切です。
三の丸と二の丸間の堀切もかなり深くて広いです。
二の丸と本丸間の堀切。こちらも深くて広い。
本丸側から堀切を覗き込んだ図。深さが分かりますよね。
最下段の腰曲輪から見る本丸側。
頂上が本丸ではなく、腰郭の上段部が見えています。
図のような石積が見えてきたら本丸はもう少しです。本丸の裾ををぐるっと半周ほど回る形で進んでいきます。
北側から見る桐生城本丸です。
駐車場を出てここまで来るのに要した時間は18分でした。
南側から見る本丸。
広さは南北4〜50メートル、東西に20メートルほどでしょうか?
本丸の中央には立派な石碑が建っています。
本丸からの眺望はまさに絶景。遠くは秩父の山々、その手前の山には新田金山城があるんですが、これ狼煙を上げたら見える距離じゃないでしょうかね?直線距離で15kmあるから無理でしょうか?でもこの地に来ると金山城ってこんなに近いんだと思わされます。
本丸から見下ろした腰曲輪。三日月状に本丸を囲むような形で展開しています。
その腰曲輪から本丸を見上げた図です。
麓のコンビニから見る城山。
前述しましたように桐生城散策に筆者が要した時間は1時間40分。遊歩道が整備されてるのでお手軽に散策できる山城です。
桐生城周辺の関連史跡
物見山砦
桐生城を訪れた際に時間が余れば足を運んでもらいたいのが物見山砦跡。
桐生城からの帰路にありますし、フレッセイというスーパーの北側に愛宕地蔵があり、その横が登城口になります。
この鳥居の横から登っていくんですが、これがとんでもない斜度でして、何度も足を滑らせゼェハァ言いながら登りました。
ただ斜度はかなりのものですが、登ってる時間はせいぜい2,3分ほどの小さな丘陵といった感じです。
頂上には小さな祠が1つあります。
ちなみに物見山砦ですが、この山は物見山ではありません。
桐生には宮本町に物見山があるのでややこしいですが、この山は愛宕山です。
山頂からは桐生城と同じく桐生市街地が見渡せます。なるほどここなら砦があってもおかしくないなという立地です。
散策所要時間は10分程度。短時間で済みますので一見してみるのもいいですね。
桐生山鳳仙寺
立派な山門が聳えるこのお寺は桐生山鳳仙寺。
由良氏の菩提寺になります。
境内の裏手の山に由良成繁の墓があります。
桐生氏を滅ぼした後、桐生城に入城した成繁は鳳仙寺を開山し、城下の整備も行いました。
墓地から見る本堂の裏手です。木々がなければ成繁が整備した城下が見えたでしょうか?
鳳仙寺の散策所要時間は15分程度。こちらも短時間で見て回れるので足を運んでみるのもいいかもしれません。
近隣の観光施設
大光山宝徳寺
宝徳寺と言えば紅葉の季節の床もみじが有名ですが、四季折々の景色を見せてくれんですよ。もちろん夜はライトアップもされます。
夏季は風鈴まつりが開催されます。
境内の順路に沿って吊るされた風鈴の音色が猛暑の中でも一時の涼を与えてくれる感じです。
風鈴まつりの拝観料は大人500円
プラス別途で床もみじ拝観料300円で計800円。
夜のライトアップ拝観料は1,200円。
いずれも高校生以下は無料です。
拝観所要時間は筆者の場合、屋台でかき氷を食べたりしたので40分程度。
見て回るだけなら30分もかかりません。混雑時には本堂に居られる時間が数分の時期もあるようです。
桐生市内おすすめのお食事処
藤屋本店
桐生の食の名物といえば何と言ってもひもかわうどん。
こちらは休日ともなれば行列ができる藤屋本店さん。
店舗前には数台しか停められませんが、店の先に大きな駐車場があります。
こちらはセットメニュー。
群馬県外者なら群馬ならではのソースカツ丼セットがおすすめ。
筆者は県内在住なのでたっぷり天丼セットを注文しました。
そしてこちらがたっぷり天丼セット。
ぷりっぷりのエビが2本も入ってます。ひもかわうどんもさることながら天ぷらもとても美味しいです。
まるで一反木綿のようなひもかわうどん。
藤屋本店は2020年にうどん100名店にも選出されたくらいに味は間違いないものなので、桐生で食べるものに迷ったらおすすめの一店です。
ベーカリーカフェ レンガ
藤屋本店から徒歩数分の所にあるのがベーカリーカフェ、レンガ。
こちらも何度も雑誌やテレビで紹介される有名なパン屋さん。
パン屋ですがベーカリーカフェの名の通りカフェが店内にありまして、ここはいつも盛況です。
一番人気はのこぎり屋根のフレンチトースト。はい、美味しいです。そして桐生発祥のビスロール。ビスケット生地が練り込んであって甘くてこちらもとても美味しいです。
ですが筆者の一番のおすすめはたこちゃん。
これはぜひ一度ご賞味いただきたいです。これがパンなのか?と思える食感と味はまんまたこ焼き。ちゃんとパンの中にはタコも入ってるんですよ。
こちらの店主もたこちゃんが一番のおすすめとおっしゃってたので間違いない味です。
ひょうたん茶屋
安くてボリュームがある店といえばひょうたん茶屋さん。
レンガから徒歩1分もかからない、目と鼻の先にあります。
カツカレーセットです。
サラダ(先に食べてしまったので写真にはありません)お新香、味噌汁、冷奴がついて700円。コスパ高いです。安くてお腹いっぱいになりたい時はここですね。
キッチン・マカロニ
ひょうたん茶屋よりさらにお腹いっぱいになりたい方はここ、キッチン・マカロニ。
デカ盛りで県内では有名店ですね。
ホントに営業してるのか?と思うような外観ですが、安心してください、営業してます。
マカロニの看板メニュー(?)と言えばハニートースト。トーストの大きさ、アイスの量、ソースを選べます。
そびえ立つアイスの峰。これぞデカ盛りって感じなんですが、トーストはハーフ、アイスも1Lで、これでも一番小さいサイズなんです。
食べごたえありますよぉ。我こそはと思う方は是非挑戦してみてください(一番大きいサイズを笑)
らーめん芝浜
桐生で美味しいラーメン屋、筆者が自信を持っておすすめしたいのがここ、らーめん芝浜。
店舗前にはいつも入店待ちの人が並んでる人気店。
そして筆者激推しのメニューが小麦三昧。
まずはまぜそば。
生揚げ醤油と低加水麺のまぜそば。
もう最高に美味しいです。
筆者は小麦三昧の三品の中でこれが一番のお気に入り。
次につけめん。
上州辛味大根のつけ汁に麺を少しつけて食べますが、麺がもちもちです。これも美味しい。
最後にらーめん。
以上の三品で小麦三昧。
前述しましたように、らーめん芝浜は筆者が自信を持っておすすめできる店ですので、桐生でらーめんをと思った方は是非足を運んでみてください。
本記事のYouTube動画
今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。静止画や字面では分かりにくい所も、動画では分かりやすくなると思いますので、是非こちらも参照してみてください。
訪問回数と最終訪問日
訪問回数:1回
最終訪問日:2023年1月2日
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