【鷹留城】の楽しみ方〜圧巻の大堀切は必見!群馬県内屈指の山城:群馬県高崎市下室田町

鷹留城へのアクセス・駐車場・所要時間・服装や装備・ペット(犬連れ)の可否・入城料・周辺の城郭・付近のお食事処などをご紹介

鷹留城とは

・群馬県高崎市下室田町にある山城
・明応年間(1492〜1500)に長野業尚によって築城
・武田信玄の侵攻により1566年落城するまでの間、長野氏4代の居城であった
・標高344m

アクセス(交通案内)

地図

経路

南側登城ルート

鷹留城への経路は途中までがかなりわかりにくいです。

高崎市街地から県道29号線あら町下室田線を西北へ進み、榛名交番に向かって写真のY字路のような道を右折。

右折して50mほどで榛名交番を左手に見たら、さらに50m先に朽ち果てた木の看板(文字はほとんど読めない)があるので右折。

右折して100m先にあるこの小さな交差点がポイント
民家の庭先に入り込むんじゃないか?と思えるような細い道を直進します。
余談ですが、私はこの道が分からず周辺を何度も何度も行ったり来たりしました。

細い道を道なりに200mも進めば右手前に曲がる更に細い道が出てきますが、ここを右に曲がれば松山城(金比羅神社)になりますが、鷹留城へは直進です。

さらに2〜300mほど進むと開けた場所になり、遠くに鷹留城がある山が見えてきます。

なおも200mほど進むとY字路が出てきますので、車はこの近辺に停めるのがいいでしょう。
鷹留城に専用駐車場はありません
このY字路を右手に進むと大手道になります。

北側登城ルート

榛名南麓広域農道(スカイライン)を西へ向けて走ってると、写真のような看板が出てきます。小さな看板で見落としやすいのでご注意ください。
ここにも駐車場はありませんが、路肩に停めるスペースはいくつかあります。

鷹留城北側から入る

主郭に行くならこの北側ルートが圧倒的に近いです。ですが、あまりにも呆気なく到着するので、おすすめは南側の大手道からの登城ルートですね。
なお、南側及び北側にも付近にトイレや自販機等はありません。事前に用を済ませてからご来場ください。

駐車場・トイレ・自販機等

北側及び南側にも駐車場はありません。路肩に停めることは可能です。また付金にトイレや自販機等もありません。事前に用を済ませてからご来場ください。

服装・装備・所要時間

服装や装備

鷹留城は山城ですが、標高は340mほどなので、服装は季節なりのものでいいでしょう。靴はスニーカーだとちょっと厳しいです。堀切や切岸などかなり急斜面を登る箇所もありますので、滑りにくいトレッキングシューズなどを履くことをおすすめします。

所要時間

筆者が南側登城ルートのY字路を出発してまたY字路に戻ってくるまでの時間が40分ほどでした。また、北側の登城ルートだと30分ほど。季節によって草が生い茂って立ち入れない箇所等もありますが、多く見積もっても1時間もあればじっくり見て回ることができるでしょう。

ペット(犬連れ)の可否と入城料

山城なのでペットの入城は可です。ただ、先述しましたように夏季などはかなり草木が生い茂るので、小さい犬だと草をかき分けかき分けの進行になるかと思います。入城は無料です。

鷹留城

タイトルにもあるように鷹留城は群馬県内でも屈指の山城です。世間一般の認知度はイマイチですが、良好に残る遺構、特に圧倒的な大堀切や急峻な切岸、いくつも残る竪堀は見応えがあり、筆者個人的にはかなり推しの城です。

南側の登城ルートであるY字路から4〜5分も歩けば大手口跡に到着です。看板は倒れてます。
右回りと左回りのルートがありますが、どちらでも大差ないです。ただ行きと帰りで違う道を歩いたほうがいいです。

今回は左回り(時計回り)で進み、2〜3分も歩くとこのようなY字路に差し掛かります。
左へ行くと北側の登城ルートに、右へ行くと主郭下の一段高い台地に着きます。
ここでは右へ行きます。

少し登るような形で右へ進むと台地状の削平地に出ます。そこからは進路を元に戻るような形で南へ向け、まずは2郭へと行ってみます。
写真左手に主郭の切岸が見えてますね。

2郭にはお墓が建っています。この土地の地主さんのお墓らしいです。

2郭の北端から主郭を臨みます。
この圧倒的な深さと長さの堀切と高く鋭い切岸!

2郭の南端から見た大堀切。
向こう画に見えるのは3郭。
この大堀切は溜め息が出るくらいです。

2郭から見る竪堀。
鷹留城にはこのような竪堀がいくつも見られます。

3郭。
木が乱立してますし、枯れ枝も散乱していますが、それさえなければ割ときれいな平坦面。

3郭北端から見る2郭。
この切岸はちょっと登れそうにありませんし、実際に筆者は登れませんでした。

そしてこちらが主郭。
2郭や3郭にあった木々はなく、綺麗な平坦面です。

主郭には説明看板や慰霊碑、城址碑が建っています。

主郭の北端から北側を見ると堀切を隔ててさらに郭が続いています。

主郭を降りて北側の郭へ行ってみますが、ここの堀切もやっぱり深い。

その主郭から見えていた郭には祠が建っていました。

祠の横から北側を見ると堀切を隔ててさらに北側にも郭が見えますね。

鷹留城の特に東側にはこのような石の残骸が随所に見られます。土塁を石で補強していたのかもしれません。

近辺の城跡など

箕輪城

鷹留城を語る上で箕輪城は外すことが出来ませんよね。別城一郭としてほぼ同時期に長野氏によって築かれた城です。

鷹留城の堀切もかなり見ごたえのあるものでしたが、箕輪城の大堀切はまさに圧巻の一言。
幅30m、深さは当時20mあったと推測されるその堀は一見の価値ありです。

箕輪城のYouTube動画

箕輪城については1本動画を上げてますので、是非そちらもご覧ください。

松山城

鷹留城の南1kmほどの所に位置する松山城。南側の登城ルートに向かう途中にありますし、散策所要時間も20分ほどで済みますので、足を運んでみては如何でしょうか?

松山城のYouTube動画

松山城につきましてもYouTubeに1本動画を上げていますので、そちらもご覧になってみてください。

長年寺

その松山城の南東1kmも離れていない場所にあるのが長年寺
ここは長野氏の菩提寺であり、鷹留城主であった長野業尚や箕輪城主であった長野業政など、長野氏累代七代の五輪塔の墓があります。

お食事処(榛名十文字うどん)

榛名十文字ミート外観

旧榛名町を訪れたなら、是非ご賞味いただきたいのが榛名十文字うどん
お肉屋さんなので榛名十文字ミートですが、食べられるのはうどんです。

メニューは肉汁うどん、冷しゃぶうどん、肉うどんの3種のみ。
どれを食べても間違いはない味ですが、筆者の好みは冷しゃぶうどん。
麺は太くコシがあって噛みごたえがあり、ごぼうのかき揚げやお肉屋さんの豚肉など、ここのうどんは本当に美味しいです。
自信を持っておすすめします!

榛名十文字うどんは前橋にもお店がありまして、花木流通センターにあるみのり館の中でも食べることが出来ますよ。
筆者は十文字うどんが大好きなんですが、榛名まで行くのはちょっと遠いので、もっぱらこの前橋店で食してます。

本記事のYouTube動画

今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。静止画や字面では分かりにくい所も、動画では分かりやすくなると思いますので、是非こちらも参照してみてください。

訪問回数と最終訪問日

訪問回数:2回
最終訪問日:2022年10月27日

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