【古仲城】群馬県利根郡片品村の楽しみ方〜三方を断崖絶壁に囲まれた天然の要害

最寄りの高速ICは関越自動車道沼田IC。
インターを降りて左折、国道120号線に乗ったら後は延々道なりに40〜50分ほど進むと片品村に到着。

片品村に入り、役場や道の駅尾瀬かたしなを過ぎたら鎌田の交差点を左折。
国道401号線（県道1号線）で尾瀬方面へと向かいます。

そしてここがポイント。
このＹ字路を左に進みます。グーグルナビだと右に誘導されますが、右へ行くと川を渡ってしまいます。
この辺は動画のほうが分かりやすいかもしれません。

そしてここもポイント。
このＹ字路を戸倉方面へは行かず、左折して細い道を登っていきます。

1〜2分ほど林道のような細い道を走ると少し開けた場所に出ます。
ここが古仲城への入り口。
専用の駐車場はありませんが、2〜30m先に空き地がありますので、そこに数台は駐車可能です。

ここが空き地。ここへは3回来てますが、車が停まってるのを見たことがありません。
駐車に困ることはないでしょう。もちろん駐車無料です。
付近にトイレや自販機はありません。コンビニは鎌田にあります。道の駅尾瀬かたしなのトイレは24時間利用可能です。

人里離れた城跡ですのでペット（犬連れ）の入城可です。また入城料もかかりません。

左図：入口には案内標識が立ってます。
右図：奥に見えている鉄塔に向かって進んでいきます。鉄塔まで100mほどで、そこまでは比較的歩きやすい道です。

鉄塔が建っている平場です。

鉄塔の向こうに小川が流れており、対岸が古仲城なんですが、対岸へと向かう道が見当たりません。
以前は遊歩道があったみたいなんですが、藪に覆われて確認できませんでした。
仕方なしに藪漕ぎです。

遊歩道はありませんでしたが、対岸へと渡る木橋はありました。
苔むしていていつ崩れてもおかしくないほどですが、木橋がなくても渡れないことはないくらいの川幅しかありません。

木橋を渡って20mも進めばこの城の最大の見所、高さ3m以上はあろうかという堀切が出現します。
いや、こんな人里離れた地にこんなものが・・・圧巻です。

堀を登って振り返った図。
奥に見えている鉄塔からここまで来ました。距離的には全然大したことありません。
堀の向こう側は城の外郭になっていたようです。

堀を登った内郭は土塁になっていて、その土塁から見た3郭。
藪はないんですが、どこを歩いたらいいんだ？ってくらい枯れ枝が散乱しています。
写真で見るよりも実際はかなり荒れています。

3郭と2郭を隔てる土塁がありますが、高さはそれほどありません。

2郭の土塁脇を進みます。各郭の外周は土塁で囲まれています。

主郭。
写真では綺麗に見えますが、実際はどこを歩いたら分からないくらいに枝が散乱しています。

主郭の最奥、最上部にある城址碑。

城址碑の西側は主郭、その奥に2郭。

城址碑の南側（沼田方面）は片品川へと落ちる断崖。

城址碑の東側も片品川へと落ちる断崖。川を挟んで見えているのが県道1号線（国道401号線）。

城址碑北側も片品川へと落ちる断崖。ほぼ直角じゃないかと思えるほどの絶壁です。
このように三方を断崖絶壁に囲まれた、まさに天然の要害と言える城が古仲城です。

県道から見る古仲城。
こうして見るとただの小高い山のようにも見えますが・・・

古仲城南側。
川を挟んで右側が城になります。
この剥き出しの岩盤を登れるのはロッククライマーくらいじゃないでしょうか？

東側も岩肌がそそり立っています。

北側も峡谷のようになっていて、よじ登るのはまず不可能。まさに鉄壁、いや岩壁の要塞ですね。

沼田から古仲城へ向かう途中、片品村役場や道の駅尾瀬かたしながある少し手前にあるのが寄居山城。
現在は公園として整備されていますので、遺構は見られませんが、古仲城とセットで訪れることをおすすめします。

11月下旬から12月下旬にかけてはライトアップ＆イルミネーションが施されていますよ。
また、寄居山公園のすぐ隣には「ほっこりの湯」という天然温泉施設もありますので、温泉にのんびり浸かって帰路につくのもいいですね。

古仲城近辺で食事をするなら「かたやま食堂」がおすすめ。
テレビ朝日「帰れマンデー」でも紹介された古き良き昭和を感じさせる店です。

各種セットメニューがあり、写真は丼セット。丼は卵とじのカツ丼をチョイス。
ラーメンは麺がもちもち、カツ丼も身が厚くて食べごたえあり。
これで900円はコスパ高いです。