【冬の鶴ヶ城(会津若松城)】の楽しみ方〜白虎隊自刃の地やさざえ堂がある飯盛山や、大内宿・湯野上温泉駅・塔のへつりなど南会津の観光地などもガイド

福島県会津若松市にある鶴ヶ城(会津若松城)へのアクセス、駐車場、日本100名城スタンプや御城印の購入場所など鶴ヶ城のガイドの他、近郊のおすすめ観光地として白虎隊自刃の地やさざえ堂などがある飯盛山、大内宿や湯野上温泉駅、塔のへつりなどがある南会津などもご紹介。会津若松で人気のあるお食事処や温泉施設も記しています。

アクセス(交通・駐車場案内)

地図

経路

鶴ヶ城の西側は国道121、118号線に接しており、車で走ってると車窓に壮大な堀と石垣が目に飛び込んできます。
会津若松ICおよび会津若松駅方面からだと大手門通り、北出丸どおりを経て北側から入城するのが一般的でしょうか?
会津若松駅から約2.4km、車で5分。
会津若松ICから約5.7kmm、車で11分くらいの距離にあります。

駐車場

駐車場はお城の周りにいくつもあります。特に城の北側には民間の駐車場もあり、城へのアクセスも良好です。

城の東西南には市営の駐車場もあり、写真の西出丸駐車場は収容台数約200台で最も大きな駐車場になります。
市営の駐車場は全て料金は2時間まで300円以降1時間毎に100円となっています。
トイレも駐車場内あります。

鶴ヶ城公園南口に隣接する南口駐車場
収容台数は約35台と規模が小さく、おそらく一番人気のない駐車場だと思われますが、桜のシーズンなど混雑が予想される時ははじめからこの駐車場に狙っていくのもありだと思います。

私が最もおすすめするのがこの東口駐車場
実は天守までの距離はこの駐車場が一番遠いのですが、だからこそ鶴ヶ城の概要がよく分かります。
三の丸、二の丸を経て昔は追手口であった廊下橋を渡り、桝形虎口を抜けて本丸へと至る登城ルートは「城へ来たんだ」という高揚感が湧いてきますよ。

服装・装備・所要時間

服装や装備

鶴ヶ城は平山城です。会津若松市街地内にあるので服装は季節なりのもので大丈夫です。ただ城内は未舗装路もありますので、雨降りの後や雪のシーズンはかなりぬかるみます滑りにくい耐水性のある靴を履いたほうがいいでしょう。

所要時間

鶴ヶ城城址公園の見学所要時間はおよそ1時間半〜2時間程度。天守閣内部や茶室麟閣などを見て回ってもそれくらいの時間を見ておけば大丈夫でしょう。

ペット(犬連れ)の可否

城址公園へのペットの入場は可です
天守内部や建物、一部立入禁止の区域もありますが、大抵の場所はペットと共に散策出来ます。
休日には犬連れで楽しむご家族なども結構いらっしゃいました。

鶴ヶ城(会津若松城)

東入場口
写真の右手は三の丸になります。

二の丸の外周を回る感じで散策路は続きますが、広い削平地の二の丸は雪に埋もれて何も見えません。

さすがに昔はこちらが表門だっただけあって、壮大な石垣が積まれており、廊下橋を渡って桝形虎口、本丸へと続きます。

桝形虎口を抜けて石垣沿いを天守へと向かう道です。石垣の向こうは本丸になります。

北東に位置から見る鶴ヶ城天守閣

武者走り
立入禁止となっています。
雪に覆われて見えづらいのですが、階段をよく見てください。左側は整然と積まれ、右側は乱雑に積まれています。左側は後になって積み直したものなので綺麗なんです

武者走りの裏手にあるのが北出丸からの入城口である椿坂
ここから入ると太鼓門跡を通って天守閣はすぐ目の前です。

こちらは西出丸駐車場からの入場口。
緩やかな坂を登って向かうことになります。

坂を登って天守西側の帯郭
雪に覆われて何も見えません。春は桜が咲き誇ってとてもきれいな場所です。

天守の北東部にある管理事務所、鶴ヶ城観光案内所、喫茶コーナー
ここで100名城スタンプを押すことができ、御城印も購入することが出来ます。

冬期の本丸は雪遊び広場になっています。
ここはペット(犬連れ)の入場不可。

御三階跡
現在建物は阿弥陀寺に移築されています

干飯櫓から南走り長屋
残念ながら鉄門は閉ざされていましたが、鶴ヶ城と言えばやはり走り長屋が見事です。

鶴ヶ城入場券売り場
開館:8:30〜17:00(入場締切16:30)
大人(高校生以上)小人(小中学生)
鶴ヶ城天守閣・茶室麟閣入場料
大人:520円、小人:150円
鶴ヶ城天守閣のみ
大人:410円、小人:150円
茶室麟閣のみ
大人:210円、小人:無料

天守閣内は1層から3層まで撮影禁止です。4層から撮影可能になり、パネル展示などがあります。

天守から南を臨んだ図です。
干飯櫓から南走り長屋、鉄門、、走り長屋の様子がよく分かります。

鶴ヶ城から飯盛山

天守から北東を臨んだ図です。
遠くには磐梯山、手前には白虎隊自刃の地やさざえ堂などがある飯盛山も見ることが出来ます。

天守から降りてきて、売店を通って出口です。

周辺の観光地

飯盛山(白虎隊自刃の地・さざえ堂・戸ノ口堰洞穴など)

前述しましたように、鶴ヶ城の見学所要時間は1時間半から2時間程度。会津若松に訪れたのなら飯盛山にも足を運んでみるのはいかがでしょう?
飯盛山は鶴ヶ城から北東へ約4km、車で10分ほどの距離にあります
。山のすぐ麓に市営の無料観光駐車場があり、駐車場から参道入口までは100mほどと至近です。
なお、飯盛山もペット(犬連れ)の入山は可です。

白虎隊石像と鶴ヶ城

飯盛山の階段を登った所にある白虎隊少年兵の石像
彼が見つめる先にあるのは・・・鶴ヶ城。
鶴ヶ城の天守から飯盛山が見えましたが、飯盛山からも鶴ヶ城を臨むことが出来ます。

白虎隊十九士の墓

白虎隊十九士の墓
戸ノ口原の戦いから敗走してきた二十士の内、蘇生した飯沼貞雄を除く十九士がこの地で自決しました。その魂が今もここに眠っています。

白虎隊石像

白虎隊自刃の地
ここでも少年兵が遠くを見つめていますが、見つめる先にあるのはやはり鶴ヶ城。
燃え盛る城と黒煙に包まれた城下をみて「もはやこれまで・・・」と自決という選択をしたのでした。

さざえ堂

国指定重要文化財の「さざえ堂
中は二重の螺旋階段になっており上りと下りですれ違うことはありません。残念ながら内部の撮影は禁止
拝観料は大人400円、高校生300円、小中学生200円

戸ノ口堰洞穴

戸ノ口堰洞穴
猪苗代湖の水を引くために掘られた洞穴ですが、白虎隊がこの穴を潜って飯盛山にたどり着いたことのほうが有名でしょうか?
こんな小さい穴をやっとの思いでくぐり抜けて、彼らが見たものが煙に包まれた城下・・・。さぞかし無念だったろうと思うと胸が痛みます。

南会津(大内宿・湯野上温泉駅・塔のへつり)

鶴ヶ城を見学して、飯盛山を散策しても半日あれば十分でしょう。もしお時間が許すなら南会津の観光地にも足を運んでみてはいかがでしょう?まず手始めに大内宿。会津若松からは距離にして約30km、車で1時間ほどの距離にあります。

大内宿展望台

大内宿
雪に覆われて見えませんが、茅葺屋根の民家が立ち並ぶ江戸時代の宿場町です。
あの豊臣秀吉や伊達政宗もここを通ったという記録が残っています。

高遠そば

大内宿に訪れたなら是非ご賞味していただきたいのが、丸ごと1本のネギで食べる高遠そば
写真は「三澤屋」さんのものです。
これは絶品なのでおすすめします。

湯野上温泉駅

珍しい茅葺屋根の駅舎がある湯野上温泉駅
隣接して足湯があり、駅舎内には観光案内所や売店もあります。
東北の駅百選にも選定されており、桜の撮影スポットとしても有名で、春には多くのカメラマンたちで賑わいます。

吊り橋から見た塔のへつり

湯野上温泉駅の一つ先にある「塔のへつり」。
国の天然記念物に指定されており、その奇岩が織り成す渓谷美は一見の価値があります。
冬期は吊り橋が閉鎖されているので遠くから眺めることしか出来ませんが、通常は吊橋を渡って対岸まで行くことが出来ます。
遊歩道が整備されており、見学所要時間は15分ほどです

南会津の観光地についてはこちらの記事により詳しく記述してあります。

またYouTubeにも動画を上げています。併せてご覧いただけたら幸いです。

会津若松市のお食事処・お土産・日帰り温泉

会津若松はソースカツ丼が有名です
地元の人に勧められたお店が「むらい」さん。
休日には行列ができるほどの人気店で、肉厚のあるカツがとても食べごたえありました。

お土産なら・・・ベタで申し訳ないのですが、福島の定番といえばやはり三万石さんの「ままどおる」でしょうか。
店内にはままどおる以外にも多数のお菓子が並んでおり、「クリームボックス」というお菓子も食べてみたんですが、昔懐かしい昭和の味がして好みでした。

上記にあげた観光地を巡って疲れた体を癒やすのに温泉に入るのはどうでしょう?
会津若松駅から徒歩3分の場所にある日帰り温泉「富士の湯」。ここは私が会津に来るたびに訪れてる天然温泉です。施設としての温泉もいいですし、食事もでき、入湯料は大人450円・小人150円ととってもリーズナブル。
ここもおすすめしたいスポットです。

本記事のYouTube動画

今回の記事の動画をYouTubeにアップしています。動画のほうがより詳しくガイド出来ていますので、是非こちらもご覧になってください。

訪問回数と最終訪問日

訪問回数:4回
最終訪問日:2022年4月19日

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